"There is no such thing as 'grown-up'. I am convinced there isn't…. Of course you become more responsible; in that respect you change,but nothing more fundamental happens."
“「大人」というものは存在しないと思う。少なくとも、私はそう確信している・・・。確かに「大人」になれば多くの責任を伴う。そういった関係では自分は「大人」に変わったのだろう、しかし、他に根本的なことは何一つかわっていないのだ。”
Liza May Post (オランダ・写真家)
子供のころ、「早く大人になりたい!」といった大人に対する「あこがれ」をもったことがある人は多いかと思います。どこかの時点で突然自分が「子供」から「大人」に変身し、今までとまったく違う世界が見えるかも・・・等と夢見ていませんでしたか?しかし、実際に自分が年を重ねていく中で、子供のころに夢見ていた「大変身」はあったでしょうか?身体的または法的には「大人」と括りされることはあるけれども、「大人」とはいつやってくるものなのでしょうか?
バイクに乗った父を撮った時に、その笑顔から垣間見えたいたずら小僧の顔。または、コピー機の前に立つとどうしても自分の顔や手をコピーしたくなる楽しい瞬間(もちろん誰も見ていないことを確認して!)。自分や人の行動を観察していると、「子供っぽい」といわれる行動や衝動がたくさん見えてきました。
「grown up?」では、誰もが一度はやったことがあるかもしれない「幼い行動や突飛な行動」をおおげさに表現し、フレームの中にその瞬間を閉じ込めました。止まってしまった世界から、いろいろな物語を思い浮かべてください。そして、ぜひ自分自身をこの写真の中から見つけてください。
菅沼 佐知子
2005年11月
東京在住、1984年生まれ、24 歳。
幼少期より、父親の仕事の都合で日本と海外を行き来する。(滞在国:1988-90 タイ・バンコク、1994-98 マレーシア・クアラルンプール、2002-2006 ニュージーランド・オークランド)。
2006年にニュージーランドのAuckland University of Technology (AUT・オークランド工科大学)・アート&デザイン学部・ビジュアルアート学科(写真専攻)を卒業。
同年6月より、東京の広告制作会社に勤務。
幼少期より異文化に接してきたため、「人」に興味を持つ。人の行動や表情を撮るドキュメント風な作品や、精神的・心象的な世界をコミカルに描く作品を制作する。
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